161: 彼からのメール

この日は日曜出勤でした。

いつも通りに仕事をこなし、
そろそろお昼ご飯でも食べようかなと思っていた時

 

彼からのメール着信がありました。

 

メールを読んで……言葉を失いました。

「こんにちは。母が骨折しました。
申し訳ありませんが、しばらくメールできそうにありません。

ごめんなさい。
実家のことで、いっぱいいっぱいです。

いつも優しくしてくれて、ありがとうございました」

 

骨折……。

骨折した部位によっては……介護が必要になります。

 

それに……「ありがとうございました」って……
まるで最後のメールみたい。
どこか他人行儀みたいな……彼らしくない。

 

すぐに返信をしました。

「お母さん、大丈夫?じゃないよね。
入院したの?
あなたの事も心配。でも、私は何もできないね。
ごめんね。

メールはいいよ。
落ち着いたらでいいから。

一人で全て背負わないでね。
辛くなったら誰かに相談して。

私は何の力にもなれないけれど、
話ぐらいなら聞くよ」

 

メールを送信しましたが、彼からのメールはありません。

事情が分かっているから、イヤな気持ちにはなっていません。

今、彼は私の事に構っていられない状態です。

 

以前会った時、私も彼に「私よりもお母さんの事を優先してあげて」と伝えました。
当たり前ですが、そういうものです。

 

私のほうを構って……なんて絶対に言ってはいけない。
(言うつもりは全くないですよ)

 

いつか落ち着いた時に私の事を思い出して
連絡をする気持ちがあったら、また連絡してくれると信じています。

 

寂しい気持ちはあるし不安もあるけれど、
彼に対する自分の気持ちを信じて
そして、彼を信じて

 

何年でも待ち続けよう、そう思いました。

多分、すごく強がっています。

 

でも……本当は、とっても辛い。
でも、彼の方がもっと辛い。

 

私は彼を思いやりながらこれからの日々を過ごしていこうと思っています。

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