彼に抱きつきました。
そして……
「本当は毎日電話をしたい、毎日会いたい、メールもたくさんやりたい。
でも、あなたはそういう人じゃない。それは、分かっているし、もう慣れた」
涙が流れました。
「でも、思うの。あなたを振り回したい、困らせたいって……。
本当はこう思ってはいけない。でも、そう思ってしまう私がいる」
「……私はこれからもずっとあなたと関わっていきたい」
彼から身体を離し、私は自分自身を抱きしめました。
「まるで中学生みたいだよね……」と。
彼はちょっと困った顔をしつつ、苦笑しました。
「困らせてもいいけど、僕はイヤだと思った事はキチンと言うよ。
何かあなたのその考えは乙女みたいだよ」と。
「ゴメンなさい。ワガママを言ったりして」
「あなたは時々僕に気を遣っているよね。もっと素直になってみなよ」
彼の前で泣いたのは二回目。
一回目は暗い車中だったから、顔ははっきりと見えなかったけど
今回はバッチリ見られました。
今思うと、恥ずかしい気持ちでいっぱいです。
次、どんな顔をして彼に会えばいいの~と思ってしまったぐらいです。
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