150: 悩んでいる彼

彼は本業とは別にある仕事のお手伝いをしています。

ほぼ、ボランティアです。

 

もうすぐ手伝うようになって1年になります。

 

彼と知り合った頃、この手伝いの仕事が楽しかったみたいで
私も「手伝わない?」と誘われた事もありました。

 

「あなたを誘った頃、あの時は本当に楽しかったんだ。みんなで笑いあえたぐらい。
でも、今はそうじゃない。今は、不穏な空気しか流れていない」

 

彼はその仕事を職場を何とかしていい方向へ持っていこうと頑張っていました。
慣れない仕事を引き受けて、やってきたはずなのに。

心が折れかかっている感じでした。

 

「本当はもう辞めたいんだ。でもそうすると今まで僕がやってきた仕事を
誰がやるの?って話になる。後任は見つからないし、そんな余裕はない。
だからといってあの人たちにやらせるのは、無理だと思っている」

「それに僕は思った事をすぐに言ってしまうから、相手を怒らせてしまうんだ。
みんな今まで組織に属してきた人たちだけど、僕はそうじゃない。
僕はそういう組織に属するのは、無理なのかもしれない」

「じゃあ、あなたはどうしたいの?」

「週一回ぐらい出勤してあとは家で仕事をしたかったんだ。
……でも、もうあの会社はダメかもしれない」

「せっかく頑張ってきたのにね……」

「ゴメンね。いつも愚痴ばかりで……」

「いいよ。大丈夫だよ」

 

愚痴を吐き出す事で少しでも彼の気持ちがラクになるのであれば
いくらでも私は彼の愚痴を受け止めてあげようって思います。

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