183: 絶望して、そして……

どれだけ彼の事を想っていても
もう、届きません。

寧ろ……拒絶されました。

 

昨夜、前からお誘いがあった人にメールをしました。
そして、少しだけ会いました。

多分、十数年ぶり。

1時間ほど私の車の中でいろいろな話をしました。

 

その人は震災当日、お子さんの卒業式の為に福島に戻っていて被災したこと。
自宅に戻ることができずに避難所を転々としていたこと。
何度か自宅に戻って貴重品だけは持ち出せたけれど
既に2回、泥棒が家に入ったこと。

娘さんは二人とも嫁ぎ、もうすぐ孫が生まれるということ。
(この人は私よりも1歳年下です)

今の生活のこと……

今の仕事が終了すれば今度は東北へ異動になるだろうということ。

 

ちょっと痩せた感じがしましたが
(暗い車内でよく見えなかったからかもしれません)
元気そうでした。

 

「そろそろ帰るね」と言うと
ギュっとハグしてくれました。

 

キスをしようとしたのでしょうね、
顔を近づけてきたので

顔を背けました……。

 

 

それ以上のことは、してきませんでした。

 

メールでは「襲っちゃうぞ!(笑)」といってましたが
さすがにそこまで強引にはしないでしょうね。

 

この人の自宅の近くまで車で送って
もう一度ハグしてもらいました。

 

約1年ぶりですね。
男性にハグしてもらうのは。

 

 

男性の身体ってやっぱり筋肉質ですね。
身体の質感が女性とは違う。

 

 

その後のメールでは
「会ってくれてありがとう。いい匂いがしたから
キスしたくなった。ゴメン」と書いてありました。

そして、
「車で話だけでもいいから、また会おう。
今度、ご飯一緒に食べようよ」とも。

 

 

多分、今の私はハグされるだけで精一杯。
それ以上は……ムリです。

 

 

彼への想いがまだ残っているのに
それなのに、既婚者であるこの人に縋ってしまいました。

 

 

彼に拒絶されて
絶望して
寂しさからこの人の好意を利用したんです。

 

 

ズルいね、私って。

 

 

会うだけなら
話をするだけなら
ご飯を一緒に食べるぐらいなら……いいのでしょうか

でも、この人に強引に攻められたら、拒めない……。

 

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