153: 私のした事は間違っていなかったのだろうか

私が住んでいた家は今住んでいる場所からそう遠くはありません。

 

義父が亡くなった後、夫が相続するものだと思っていた家は
義母が相続しました。

 

なので、夫の死後は私たちが住む必要はなく
また住み続けているとやがて義母の介護を押し付けられる可能性があったため
私は急いで姻族関係終了届を提出し、夫の遺産相続が終了してから
引っ越しの手続きを始めて引っ越しをしました。

 

引っ越しをした後、ネット通販の届け先住所の変更をし忘れ
前の家に私宛の荷物が届いた事もありました。

 

義母はそれを届けてくれたのですが
その時「さっさと住所変更して」と言われました。

 

私たちが引っ越しをする日も
引っ越し業者が階段や廊下などに養生シートを貼っていた時も

「こんなもの、早く外して!」と言っていたぐらいの人でしたから

引っ越しをしてお互いの為になった……とは思っています。

 

それからしばらして
人づてに義母がケガをして入院した事を知りました。
その後、施設に入所した事も。

 

私たちが夫と過ごしたあの家は、今では誰も住んでいません。

 

そんなある日、その家の前を車で通りかかった時

二人の女性がいました。

 

一人は郵便受けを覗き込んでいる様子。

はっと気づきました。

義母だ……。

 

少し腰が曲がって小さくなってしまった義母と介護職員の女性でした。

前は白髪染めをしっかりやって身なりに気を使っていたのに

……白髪が結構目立っていました。

 

夫が亡くなって、私たちが家を出てしまって数年。

義母は私が思った以上に……老いていました。

 

何とも言えない気持ちになりました。

そして、その気持ちを彼に打ち明けました。

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