それからは毎週彼に会って
いろいろな事を話し合いました。
その中で「別れる」という言葉が初めて彼の口から出てきました。
1ヶ月ぐらいずっといろいろな事を考えている……というのです。
急な展開に驚いた私。
彼に
「誰かに何か言われたの?何をそんなに急いでいるの?」と聞きました。
彼が考えている「その後」の話を彼が話してくれました。
高齢のお母さんの今後の事……。
お母さんの姉妹がいる地へと引っ越す可能性もあるという事。
最近になってそういう話が出てきた事。
そうなった場合、彼もその地へと引っ越すかもしれないという事。
1千キロ以上離れることになります。
そうなると、滅多に会えなくなります。
でも、それは彼とお母さんが決めること。
私は口出しは……できません。
彼が考えている「独りぼっちになった未来」には
……私がいないのかもしれません。
「先の事は誰にも分からない。あなたも僕も、ね。
もう少し気楽に付き合ってみようよ」と彼は言います。
「誰かと再婚するとか、そういう話はないよ」と彼は言います。
私は彼と再婚とか、一緒に住むとか……
そういう事は考えていないんです。
多分、彼も同じ。
ただ、彼とは今後とも関わっていきたいし
寄り添ってあげたい……という気持ちはあります。
いつかこの気持ちを彼に伝えようと思っています。
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