彼の想い(his-emotions)
- 2018年5月21日
- 2018年11月24日
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150: 悩んでいる彼
彼は本業とは別にある仕事のお手伝いをしています。 ほぼ、ボランティアです。 もうすぐ手伝うようになって1年になります。 彼と知り合った頃、この手伝いの仕事が楽しかったみたいで 私も「手伝わない?」と誘われた事もありました。 「あなたを誘った頃、あの時は本当に楽しかったんだ。みんなで笑いあえたぐらい。 でも、今はそうじゃない。今は、不穏な空気しか流れていない […]
- 2018年5月18日
- 2018年11月24日
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147:「娘の遺志だから」という盾……
「彼女が別居を申し出た時は、既に発病していたと思うんだ。 ホスピスには2回ほどお見舞いに行ったんだけど 途中から面会を断られてしまった。 彼女からも『もう来ないで』と言われたんだ」 でも彼は最期には立ち会えたみたいでした。 「ホスピスの面会を断られた時『娘の意思』だからと言われたんだ。 そして、彼女が亡くなった後は『娘の遺志』だからと。 『死人に口なし』だから、もう確認 […]
- 2018年4月20日
- 2018年11月23日
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119:誰も守れなかった……
「僕は誰も守れなかったんだ。 だから、母だけは最後まで面倒を見ようと、守ろうって思っている」 何人も見送った彼が言うと、 その言葉はとても重みがあります。 彼のお母さんは、彼の近い身内では最後の一人。 毎週末実家に帰り、お母さんと一緒に過ごす彼。 彼からは愚痴っぽい事も聞きますが お母さんの為に日本酒を選んでいたりするのを見ているし 週に何回かお母さんに電 […]
- 2018年4月19日
- 2018年11月23日
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118:とっても頑張っているから、僕が言ってあげるよ
彼「ご主人と死別して、それでも一生懸命頑張っているね」 私「そうでもないよ。いろいろと慣れたから」 彼「ご両親やお姉さんたちに『頑張っているね』って言われているだろうけどね」 私「……いや、言われた事ないんだ。誰にも言われた事ないなぁ~」 彼「そうなの?」 私「うん。覚えていないのかな??」 彼「だから、僕は身内じゃないけれど『頑張っているよ』って言ってあげたい」 それを聞いて、涙が […]