中性脂肪とは?1

中性脂肪とは

体内の脂肪の中で最も多く、大部分はエネルギ―源として肝臓で作られます。

別名「トリグリセリド(Triglyceride)」と呼ばれ、
健康診断の検査結果では「TG」等の記号で表示されています。

主に食物から取得された脂質は、小腸から吸収されて血液中に入り、
体内の生命維持活動に利用されますが、
使い切れなかった余ったエネルギーは中性脂肪として蓄えられます。

脂肪分だけでなく、炭水化物を多く摂って血糖値が高くなった場合や、
アルコール摂取(飲酒)をした場合にも蓄えられやすくなります。

血液検査の目的

健康診断時に採血して計測されるのは、
食事から取り込まれた中性脂肪(外因性トリグリセリド)ではなく、
余分なエネルギーとしていったん肝臓に取り込まれた脂肪が
再び血液中に分泌された血中中性脂肪(内因性トリグリセリド)の値です。

健康診断の前日から当日にかけて食事制限をするのはこのためで、
絶食によって蓄えられた中性脂肪が血中に放出される際、
どれくらいの量が出てきているかをチェックするのが血液検査の目的なのです。

中性脂肪が高いと?

血中の中性脂肪が多いと動脈硬化が起こり、
心臓や脳への取り返しのつかないリスクが生じてしまいます。

中性脂肪が高くなると、
血液中の善玉コレステロール(HDLコレステロール)が減少してしまい、
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が増加してしまいます。

中性脂肪や悪玉コレステロールは、血管にへばり付いて、
血液の流れを阻害して動脈硬化を進行させます。

善玉コレステロールは、
血液中の悪玉コレステロールを肝臓に運び出して分解させる役割をもっています。
善玉コレステロールが減ってしまうと、
悪玉コレステロールがたくさん残って溜まってしまうのです。

悪玉コレステロールが溜まっていった結果、
動脈硬化が起こり、その結果、心筋梗塞や狭心症脳卒中といった
血管のつまりが原因の病気に罹る可能性が高くなります。

肝臓がんや肝硬変になる恐れも!

また、中性脂肪は肝臓で合成されますが、
中性脂肪が多くなると脂肪肝、
いわゆるフォアグラのような状態になっていきます。

こうなると肝機能が低下し、
肝硬変や肝臓がんに移行する可能性が高くなります。