筋肉のお話 1.筋の分類と呼称・形状

・筋の分類

筋とは、繊維状の筋細胞(筋繊維)が多数集まって
全体として一つの活動を行うように組織されたものであり、
顕微鏡で見ると横縞の見える横紋筋と横縞の見えない平滑筋の二つに大別される。

さらに横紋筋は、骨と骨の間に付着して関節を動かす骨格筋と、心臓を動かす心筋に分類される。

一方、平滑筋は血管、消化管、尿管、膀胱、子宮などの内臓の壁を作り、
内臓筋とよばれる。

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・随意筋と不随意筋

筋肉を動き方で分けると、骨格筋は関節運動に必要な随意筋とよばれ
意識的に動かせる筋となっている。
逆に心筋と平滑筋は意識的に動かせない(無意識)筋で、不随意筋とよばれる。
ただし、骨格筋の中でも、耳小骨に付着する筋は、例外的に不随意筋となっている。

・筋の呼称と形状

骨格筋の呼び方(呼称)にはいくつかのパターンがあり、

例えば上腕二頭筋は部位+筋頭・筋腹による呼称を合わせたもの。
腰方形筋は部位+形状、大腿直筋は部位+走行による呼称を合わせたものに
なっている。

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骨格筋の形状は、身体の部分によって働き方が違うため様々な形がある。

中央が太く両端が細くなっている紡錘状筋(平行筋ともよばれる)が一般的で、
そのほか羽状筋半羽状筋などが見られる。
また、骨格筋には筋頭が2つのものを二頭筋、3つのものを三頭筋などとよび、
筋頭の数で表すものがある。
そのほか、筋の中央部分である筋腹が2つに分かれているものを二腹筋

3つ以上のものを多腹筋などとよぶ。